ワイヤーハーネス加工には検査が必須

携帯電話の充電や電化製品の電源、ゲーム機の充電などに使用するアダプタ類もワイヤーハーネスの一部だと言えます。コード部分には複数の電線が使用されていますし、先端には電源やコネクタなどが取り付けられているので、基本的に製造方法は一般的なワイヤーハーネスと変わりありません。アダプタにもいろいろな種類がありますし、さまざまなメーカーの物を取り付けるのですが、電線の先端には大きな物を取り付けることが多いのも特徴でしょう。

LANケーブルなどの場合には、軽くて小さい物を取り付けるのが一般的なのに対して、アダプタ類は電源に直接はめ込んで使用するために作られているので、先端部分が大きくて重い物である場合も珍しくはありません。新しい物は小さくて軽い場合もあるのですが、多くの人が遊んだことがある人であれば、ファミリーコンピューターや、スーパーファミコンなどのアダプタは、電源にはめ込む部分が大きくて重くなっているのを知っているでしょう。

現在でもまだ比較的多くて重いアダプタも多くなっていますが、昔に比べれば比較的少なくなっていると言えます。もちろん電線とアダプタの部分を接続しなければいけないので、圧着や圧接、ハンダ付けなど適切な方法を用いて取り付けを行います。そこで注目してほしいのが接続部分なのですが、アダプタの場合には、接続部分が比較的柔らかくなっていて、折れ目がつきにくくなっているのです。なぜなら接続部分に不具合がないようにするためです。

直接電源から電気を流しているので、もし亀裂が入ってしまうと、火災や感電などの事故が発生することもあります。このような事故を防ぐために、接続部分はゴムが熱くなっているだけではなく、溝を作って亀裂や折り曲がりを防いでいるのです。このようにアダプタ類はきちんと考えられて作られているのですが、どのような種類のワイヤーハーネスであっても、ワイヤーハーネス加工の段階で必ず検査を行い、不備がないのか確認してから出荷するのです。